湯ケムリ温泉24時

創作漫画『ドラゴン・ランページ 災厄の血統』初期設定画

※作者がキャラの設定について語るという、けっこうメタなページなので閲覧の際はご注意ください

主人公のリュカとエキドナです。

エキドナがギリシャ神話の怪物なのは有名ですが、もう一人の主人公であるリュカは完全にアゴタクリストフの『悪童日記』から取っています。戦時下の子供である語り手が、日々の辛さや性被害などを淡々と無感情に語っていく、静かですが凄みと怒りがある作品です。三部作の最終作、第三の嘘のオチは圧巻でしたね。
また細かい設定の差異ですが「ムラの信仰を破ったくらいで追放はないかな…?少なくとも数年の間は村人の間でも賛否くらいはあるのでは?」と思ったので、リリース版ではリュカの設定が多少変わってしまっていると思います〜。エキドナは半年くらい変わってないけど。


この作品にはかなり多くの登場人物が登場することになるのですが、この世界の人々の信仰のルーツであるドラゴンたちが「身体的には両性具有で、性自認も様々であるクイアな存在」であるため、人間側の登場人物にもセクシャルマイノリティなどの属性を持ったキャラクターが非常に多いです。
その中でも主人公2人は、特にLGBTQのQ…クイア要素が強いです。いやまあこの作品のドラゴンはみんなクイアだけど(性自認が日替わりの個体もいる)。
リュカは作中で自身の性別を明かさず一人称も『私』ですし、エキドナも子供を複数産んでる母でありながら一人称は『俺』でノンバイナリー自認です。


あとエキドナは1000年くらい母親をやっている竜ですが、母親になってからの時間が長いエキドナが、母であることだけに生涯を捧げず一人の個として好奇心を追求する姿を生き生きと魅力的に書ければなと思います。
母親は素晴らしいとか立派とか言われるけど、母は母である以前に一人の人間なのでそっちの方も充実してほしい気持ちがあるんですよね…。しかしうちの母は日々の家事で忙殺されている…。母の負担を減らすために家事手伝いをしたら、今度は飯をいっぱい食わせようと料理を山ほどこしらえはじめる…。
世の母親の皆様にも家の中で家事労働という重荷があるのが現状ですが、自分の場合はそれらを肯定的に書きつつ、家を飛び出して生き生きと活躍する母親像をかければなと思っています。
これもかなり異性愛規範で家父長制肯定的な考えではありますが、現状かなりの女性が選ぶであろう母親という生き方を最大限に肯定するような作品が書ければなと思っています…。
俺は母親キャラを、ヒロインでなく主人公にしたいんだ…扇情的でも可愛すぎもしない主人公としての母親が書きたい…。


博物館とかでめちゃめちゃ語るタイプ、すげーよくないですか?いい。好きなんですよね…博物館でうるさい人…。
とはいえ僕も植物園や水族館などにいくと死ぬほど喋るので、他人づらして「いい…」などといってる場合ではない。


これは服の設定ですね…。
着物・日本の僧服・御高祖頭巾や編み笠・中国の漢服・韓国の民族衣装などを参考にしつつ、東アジアモチーフのファンタジーな世界観でドラゴン綺譚が描ければと思います。
魔法といえば西洋ファンタジーが多いですが、東アジア文化の発展した国の魔法譚は新鮮に見える気がします。描いたら楽しい。きっと。結局のところ、前人未到で新規性のあるものを書くのが好きなんですね…。

なんにせよ、なるべく早く皆さんの目に見える形で作品を世に出せればと思っています。
その時が来たらまた是非よろしくお願いします!
2020/04/15


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